ペルシャ絨毯ができるまで

ペルシャ絨毯ができるまで

  1. ギャラリーオーナー自ら産地に出向き、素材から丹念に吟味。主な素材は、絹・羊毛・木綿の3種。特に養蚕に適した気候の地で生まれる絹は、細くしなやかでありながら強靭で、光沢に富み、高い品質を誇る。
  2. 染料は、イランに自生する植物が主原料。精錬(むらなく美しく染めるために、糸の油脂分や汚れを取り除く)、染色、洗い、と続く工程を経て、天日で乾燥させる。
  3. 精密な方眼紙に描かれる、ペルシャ絨毯のデザイン画。下絵だけでも絵画のように美しい。
  4. デザイン画をもとに、織り手が1本1本の糸を操り、ノット(結び目)を作って織り上げていく。
  5. 織り機は、水平型と縦型に大別される。水平型は、四角い枠のような織り機を水平に置き、手前からパイル(輪)を結んでいく。縦型は、地面に垂直に備え付け、下からパイルを結んでいく。
  6. 織り上がったばかりの絨毯は、洗浄、天日干しによる自然乾燥、毛並みをそろえるために刈り込むシァーリング、余分な毛を落とすブラッシングなどが施され、最終仕上げとなる。
  7. 完成した1枚1枚のクオリティを確認し、ギャラリーオーナーの納得のいくものだけをラインアップ。厳選した作品をご紹介することで、ペルシャ絨毯そのものの品質と伝統、技術を守り続ける。