草花に昆虫文フラコン

サファイヤの美しい色合いの月光色ガラスに、エナメル彩で草花の間を浮遊する鱗翅目昆虫の姿を描いたフラコン(蓋付容器)。黄金に輝く羽をアクセントに随所に金彩が施されている。全体の模様が透けることで様々な自然の風景を楽しむことができる。エナメル彩色で飾られた栓も当初から備わっていたもの。ガレは1878年のパリ万博で「月光食ガラス」を発表し大きな反響をよんだ。ガレ初期のエナメル彩作品にのみ使用されている。

サイズ(㎝):高さ15.5 胴部最大径10.0
サイン:底部に手書きのエナメル彩で《E. Gallé/Nancy》
制作年:1878年~1880年代に考案されたと推察される意匠(文献:Émile Gallé et le verre La collection du Musée de l’École de Nancy, Somogy Éditions d’Art, Musée de l’École de Nancy,2004)
技法:月光色ガラスに低火度のエナメル彩。月光色ガラスverre clair de lune は微量の酸化コバルトで淡青色に発色した酸化カリウムを主成分とするガラス